まく子:親目線で読んでしまう

西加奈子の「まく子」を読む. 西加奈子の本を読むのは「きいろいゾウ」以来なので, ほぼ10年ぶり?なぜこの本を買ったのかは忘れたけど...そもそも小説を読むのが久しぶり.

まく子 (福音館の単行本)

まく子 (福音館の単行本)

子どもから大人になっていく戸惑いとか嫌悪みたいなものを小学5年生の「ぼく」と不思議な女の子「コズエ」の変化を通して描く, というのがベースラインだと思うが, どうしても親目線で読んでしまった. どんな出会いがあって, どんな経験をして, どんな大人になっていくのか, どんな親離れになるんだろうか, みたいなことを考えながら一気読み.
あとは, 思春期の男子の変化でやたら金玉の変化にフォーカスが当たっているのが謎だったが, 西加奈子のイメージなんだろうか.